農事組合法人 能登やまびこ

使用農薬数は栽培慣行の半分以下 JA等指針 22剤 直売米 11剤
そのわけ@ 60度の温水を使った種もみ消毒

種もみには馬鹿苗病や褐条病などの病原菌がもみに付着していることがあり
一般の栽培では予防のためテクリードCなどの種子殺菌で消毒します。
病原菌は60度の温度に10分種もみ浸漬すると死滅することがわかっており、
能登やまびこでは温湯消毒機を使って殺菌処理しています。
この方法は大変難しく10分以上浸漬させると、種もみ自体が弱くなり
発芽不良を生じてしまう大変デリケートな技術です。
そのわけA 水田の中でじっくり育苗してがっちりした苗づくり

昭和40年前半までは稲の苗は苗代(なわしろ)と言って水田の中で
暖かな水に浸かりながら30日以上かけて育っていました。
現在ビニールハウスの陸に上がって25〜30日の短期間で一斉に育てられています。
能登やまびこでは水田の育苗にこだわり、30日〜35日の手間をかけながら
じっくり苗を育てております。じっくり育った苗は田んぼに植えてから疲れにくく
病気にかかりにくくなります
種もみの温湯消毒 水田の育苗
《種もみの温湯消毒》 《水田の育苗》
そのわけB 坪50株植えで風通しを改善し、病気の発生しにくい環境づくり

当地区の田植えは1坪に60株植え込みますが、能登やまびこでは50株しか植えません。
この結果、当然収量は低下しますが風通りが良くなり病気が発生しにくい環境が保てます。
この技術はがっちりした苗を作ることができる方法でもあります。
そのわけC 畦畔(あぜ)雑草は機械除草。除草の楽なカバープランツ植栽

田植え以降、水田の畦には沢山の雑草が茂ります。雑草は病害虫の発生源にもなり、
風通しも悪くなるので定期的に除草しなくてはなりません。
能登やまびこでは環境に配慮した農業を目指し、定期的に機械で除草し畦に
雑草を茂らせない栽培をしております。
大変手間がかかるのでバスタなどの除草剤を使う農家も多いのですが、
能登やまびこでは水質の保全のためにも機械除草にこだわっております。
また丈の低く、害虫の発生源となりにくい畦を覆うカバープランツとして
センチピートグラスの植栽も年々増やしています。
草刈作業 センチピートグラスの植栽
《草刈り作業》 《センチピートグラスの植栽》
そのわけD 定期的な畦畔雑草防除で斑点米の原因となるカメムシの駆除

除草作業は大変な作業ですが6月の上旬、7月上旬、8月下旬の3回の機械除草は欠かせません。
計画的に除草することで飛翔性のカメムシは水田に近づかなくなります。
こうすることで殺虫剤の散布が少なくてもカメムシによる被害を防止することができます。
またこの作業は、地域一帯となった取り組みでより効果が高まります。
機械除草作業は春木生産組合の号令に従い行っています。